設定(人物編その1)

    メタル・ガーディアン関係 月守悠羽(つきもり ゆう)  年齢:20  身長:170cm 一人称:私(わたし) 二人称:〜〜さん  口調:常に「です・ます」口調を崩さない。     例え怒っても、相手がどれだけ年下でもそれは変わらない。   髪:背の中ほどまで伸ばした黒髪。   瞳:黒  概要:本編の主人公。     最新鋭の鋼騎、聖炎凰を駆り、兄の凌牙とその一派を倒すべく戦いに身を投じる。     天性の才能と真島流破鋼拳の体得により、常人を遥かに凌ぐ身体能力を持ち、鋼騎のパイ     ロット、フェンサーとしても高い適応性を見せる。     生まれてから今に至るまでを創世島の中で過ごしてきたため、人間の悪意に直面するとい     う経験が無く、純粋なまま成長したが、それだけに世間の常識を知らない面も見られる。     また、学校に通った経験も無いため、現代の若者としての知識や流行には疎いが、フェン     サーとしての仕事柄や育ての母であるソフィアの教育により、工学系や語学に関しての知     識は深い(英語、フランス語、ドイツ語でのコミュニケーションが可能)。     日頃から身体を動かしているためか、とにかくよく食べる。     月守家の人間が使う事の出来る特殊能力の一つ、「神炎掌(しんえんしょう)」を左手に     宿し、自在に炎を操る事が出来る。 真島烈(まじま れつ)  年齢:36  身長:180cm 一人称:俺 二人称:お前  口調:少し荒っぽい所のある、軽い口調。     「シメる」、「ヤキを入れる」など、たまに一昔前の不良のような言葉を使う。   髪:逆立った黒髪   瞳:黒  概要:「メタル・ガーディアン」の司令であり、悠羽の育ての父。     自身の家に受け継がれる格闘術、真島流破鋼拳を体得しており、凌牙が去った後、悠羽に     その技術を伝えた。     真島家の男の特徴である異常に発達した筋肉と強面のため、初めて見る者に無用な警戒心     を抱かれてしまう事が多いが、本人はさほど気にしていない。     豪快な性格と面倒見の良さで組織をまとめており、組織の人間から慕われてはいるが、細     かい計算や計画の立案が苦手なため、組織を上手く機能させるには横に参謀的人物の存在     が必要になってくる。     妻であるソフィアとは、命のやり取りを経て結婚した経緯がある。      ソフィア  年齢:32(自称)  身長:175cm 一人称:私 二人称:あなた  口調:普段は冷静な女性のものだが、家族が絡むと平常心を乱しやすい。     悠羽に対しては母親として優しさと厳しさを使い分ける。   髪:柔らかなセミロングの金髪(シャギー入り)   瞳:青  概要:「メタル・ガーディアン」の副司令で、悠羽の育ての母。     見た目や名前の通り日本人ではないが、その詳しい経歴は夫である烈ですら把握しておら     ず、本来のプロフィールは謎に包まれている。     「ソフィア」という名前も偽名であり、これは烈と出会った時に読んでいた雑誌に出てい     た外国人モデルの名前をそのまま使っただけである。     そのため、日本の公的機関である「メタル・ガーディアン」に所属する際、嘘で塗り固め     たプロフィールを作成しており、その中では烈と結婚した後で帰化した事になっている。     組織の中では、頭を動かすのが苦手な烈の補佐を主な仕事とし、各部署間の調整や予算の     管理なども行っている。     過去に受けた拷問の結果、子を宿せない身体になってしまったため、家族、特に子供への     想いは強く、悠羽や凌牙には誰よりも愛をもって、時に厳しく躾を行ってきた。     愛車はポルシェ928GTS。 天音静流(あまね しずる)  年齢:27(享年)  身長:160cm 一人称:私(わたし) 二人称:あなた  口調:穏やかで落ち着いた口調。     凌牙に対しては姉のようになる。   髪:肩まで伸ばした白に近い金髪。   瞳:薄い青  概要:若くしてこの世を去った天才技術者であり、凌牙の恋人。     人類初の鋼騎である「ナイト」の設計に関わった日本人技術者、天音浩之(ひろゆき)の     娘であり、日本人とオーストリア人のハーフだが、見た目は完全に白人である。     父の稼業である鋼騎の設計だけでなく、母の稼業であるピアノに関しても稀有な才能を発     揮し、音楽界の人々からの大きな期待を受けていたが、本人は鋼騎に携わる道を選択し、     ドイツの大学を卒業後、アメリカに渡る。     その後、HMLSをバージョンアップさせた功績を認められ、咬牙王の開発プロジェクト     の承認を得るが、様々な障害により咬牙王の開発は中断。     その後、ソフィアを通じて日本へと渡り、凌牙と出会う事で咬牙王を完成させる。     同時に凌牙と深く愛し合い、互いの一生を誓うまで関係を発展させたが、結婚を間近に迎     えた時期に米軍の陰謀に巻き込まれ、その生涯に幕を閉じた。 篠原早希(しのはら さき)  年齢:27  身長:155cm 一人称:ウチ 二人称:〜〜(名前)  口調:関西弁。     基本的に強気の口調だが、感情の波は激しい。   髪:茶髪のポニーテール   瞳:黒  概要:「メタル・ガーディアン」の整備班で副主任を務める女性。     年は周りのスタッフに比べて高くないが、「メサイア」時代から鋼騎を整備していた父の     横で幼い頃から鋼騎に触れてきた経験の長さと天性のセンスで、若くして副主任の地位を     手に入れている。     強気で口うるさく、周囲への視線を怠らないため、鉄男に代わり、整備班の指揮を執る事     も多い。     また、機械への愛着は人一倍であり、特に自分が関わった機械に対しては、まるで我が子     であるかのような愛情を注いでいる。     凌牙と同い年であり、創世島の中では悠羽との年が近いため、悠羽を妹のように可愛がり、     彼女の乗る鋼騎の整備は誰よりも真摯に行っている。     ちなみに、作業時はメガネを着用。      相馬和彦(そうま かずひこ)  年齢:36  身長:175cm 一人称:俺 二人称:お前  口調:沈着冷静。     感情を言葉に表す事はしないが、(特に烈に対して)口は悪い。   髪:黒の短髪   瞳:黒  概要:烈とは高校時代の同級生で、「メタル・ガーディアン」の医療班で主任を務める男。     有名医大を首席で卒業し、大手の病院で勤務していたが、女性関係が元で退職、烈の下で     再就職を果たす。     銀の四角いフレームの眼鏡が似合う知的で端正な顔と余裕を崩さない態度で女性からの人     気は高く、組織内で数々の女性と関係を持っているが、和彦自身の愛情は、その誰にも向     けられておらず、彼の愛情は愛車のエンツォ・フェラーリに注がれている。     烈とは親友だが、妻であるソフィアとは互いに馬が合わない微妙な関係である。     実家は武闘派の極道であるが、その事を知る人間は少ない。 大熊鉄男(おおくま てつお)  年齢:36  身長:195cm 一人称:俺 二人称:お前  口調:普段は寡黙で「ああ」か「いや」くらいしか言わないが、     作業時や緊急時は年と見た目相応の口調と大声で喋る。   髪:黒の短髪(刈上げ)   瞳:黒  概要:烈とは高校時代の同級生で、「メタル・ガーディアン」の整備班で主任を務める男。     高校卒業後、早希の父、篠原政利(まさとし)に師事し、鋼騎の整備のイロハを教わった     経緯があり、早希とはその頃からの関係である。     名前の通り、熊のような大柄な体躯と日焼けした顔を持つが、性格はどちらかというと内     向的で、それほど多くを語る事は無い。     烈や和彦とは高校時代からの付き合いであるが、その頃から二人に振り回され、貧乏くじ     を引いてしまう事が多い。     それでも根に持つ事無く、未だに付き合いを続けているのは、彼の人柄の良さの表れであ     る。     かなりの愛妻家であり、一日でも早く子供が欲しいと願っているが、それが実現する気配     はまだ訪れていない。     ちなみに妻の亜紀(あき)は近所の中華料理屋の娘で、現在は組織の厨房を預かっている。 梅崎達也(うめざき たつや)  年齢:22  身長:160cm 一人称:僕 二人称:〜〜さん  口調:整備班の中で最年少という事もあり、基本的に敬語。     気が弱いため、素でも口調は弱い。   髪:茶の短髪   瞳:黒  概要:「メタル・ガーディアン」の整備班で働く新人。     もとは鉄男の実家である自動車工場で働いていたが、鉄男が「見込みあり」として鋼騎の     整備へと方向を転換させた。     童顔で気も弱く、整備班で最年少という条件が重なっているため、周囲からいじられ続け     る日々を送っているが、本人も楽しんでいる節があり、今のポジションには概ね満足して     いる。     悠羽に一目惚れしており、何とか距離を縮めようとするが、その想いが実る気配は無い。 竹村隆(たけむら たかし)  年齢:30  身長:175cm 一人称:自分 二人称:〜〜君  口調:無駄に自信に満ち溢れた口調。     間違っていても気にしない。   髪:黒の長髪   瞳:黒  概要:「メタル・ガーディアン」の整備班で働く青年。     以前は自衛隊で鋼騎の整備をしていたが、人間関係のトラブルが原因で除隊し、再び鋼騎     を整備する場を求めて創世島に行き着いた。     実用性よりも見た目を重視した過剰な筋肉をつけており、それを周囲の人間に見せる事を     楽しみとしている露出狂寸前の男。     作業中も上半身裸でいる事が多いため、火傷や生傷が絶えないが、本人はそれを「肉体を     より美しく見せるため」として受け入れている。     重度の変態だが知識や技術は確かであり、整備班の中でなくてはならない存在である。      松井邦夫(まつい くにお)  年齢:44  身長:165cm 一人称:ワシ 二人称:〜〜(名前)  口調:少し年寄り臭い   髪:白髪交じりのオールバック   瞳:黒  概要:「メタル・ガーディアン」の整備班で働く中年の男。     整備班の中では数少ない「メサイア」時代からのメンバーで、最前線で長年鋼騎を扱って     きた経験は、鉄男や早希よりも上である。     年齢や経験を考えれば整備班の主任になるべき人間なのだが、本人は人の上に立つ事を嫌っ     て辞退したため、特別な役職にはついていない。     妻と中学生の娘がいるが、二人は創世島に来ていないため、単身赴任状態である。